第1試合 武庫川女子大学 BOX vs 天理大学 BOX

ここまで黒星が続き何としても一勝をあげたい武庫川女子大学と、前回白星を挙げ勢いに乗る天理大学との一戦。両者譲らないシーソーゲームが繰り広げられる。序盤、天理大は#22上中を中心に得点を重ね、チームが一体となって勢いづく。対する武庫川も積極的にシュートに向かう姿勢を見せるが、流れを引き寄せることができず点差が開く。天理大の流れを切ろうとタイムアウトを要求する武庫川。しかし、流れを譲らない天理大は#22上中のバスケットカウントを機に勢いを増す。終盤、武庫川はダブルチームディフェンスを仕掛け天理大のミスを誘い流れを引き寄せる。しかし同時にファウルもかさみ点差は開く。残り1分の場面で武庫川#4伊藤が3Pシュートを決めるが追いつくことはできず60-46で天理大が勝利した。

 

第1ピリオド、武庫川#10飯尾が3Pシュートで先取点を挙げる。しかし、天理大#7林もすぐにシュートで応戦する。序盤から両者譲らないシーソーゲームが続く。中盤、天理大#22上中のバスケットカウントで勢いに乗る。しかし、同時にミスも目立ち始め得点を離すことが出来ない。終盤、リズムを掴んだ天理大は堅いディフェンスで武庫川のオフェンスを阻み得点に繋げる。対する武庫川はなかなかネットを揺らすことができない。堪らず、武庫川がタイムアウトを要求。天理大の流れを切ろうとするが天理大の勢いは止まらず、天理大#8塩川のバスケットカウント、#20小出のシュートで差を開げる。残り1秒で天理大#22上中がバスケットカウントを決め9-17天理大リードで第1ピリオドを終える。

 

2ピリオド、開始早々、武庫川#10飯尾がファウルを貰い得点に繋げる。中盤、積極的にシュートに向かう両者だが得点に繋げることができず、得点が止まる。しかし終盤、武庫川#5上田のシュートが決まり、得点が動く。対する天理大も#22上中のシュートを中心に得点を重ねる。残り1分の場面で武庫川#6福島の3Pシュートが決まるが、15-27天理大リードのまま第2ピリオドを終える。

 

3ピリオド、序盤から両者ファウルとミスがかさむ。得点が止まる中で天理大#22上中が強くあたられながらもシュートを決める。対する武庫川#9明見もスピードあるシュートで応戦する。中盤、天理大#19足立が2連続でシュートを決める。対する武庫川は#9明見が3Pシュートを決めベンチをわかせる。さらに、武庫川#5上田のシュートで10点差まで点差を縮める。しかし、天理大#27一万田のブザービートで44-28天理大リードのまま第3ピリオド終了。

 

4ピリオド、序盤から武庫川はダブルチームディフェンスを仕掛け天理大のミスを誘う。対する、天理大は焦りが見え始めミスが続く。しかし中盤、天理大#27一万田の3Pシュートでチームを勢いに乗せる。武庫川はファウルがかさみ天理大にフリースローを与えてしまう。武庫川#6福島が3Pシュートを決め点差が縮まる。しかし、天理大#22上中がバスケットカウント3点プレイで点を取り返す。終盤、オールコートディフェンスでプレッシャーを与える武庫川が、天理大のミスを誘い得点に繋げる。武庫川#4伊藤の3Pシュートで勢いづくかと思われたが、60-46で天理大が勝利した。

 

記入者:池野友泉

 

 

第2試合 奈良学園大学 BOX vs 関西外国語大学 BOX

アウトサイドシュートを得意とし、足を使った激しいディフェンスでインカレ出場を目指す奈良学園大学と、未だに白星をおさめることが出来ておらず、なんとしても一勝が欲しい関西外国語大学の一戦。前半、関外大が先にリズムを掴み優位に試合を運んでいくかと思われたが、奈良学のアウトサイドシュートが決まり、奈良学がリードし前半を折り返す。後半両チームなかなかシュートが決まらない状態が続くも、奈良学が足を使った厳しいディフェンスでボールを奪い速攻でリズムを作る。対する関外大も#4木村のリーダーシップに引き上げられ得点を奪うも勢いに乗った奈良学に追いつくことが出来ず74-57と奈良学が勝利した。

 

1ピリオド、関外大#12北川が先制点を挙げ、それに続くように#4木村がシュートを沈める。対する奈良学は関外大の激しいディフェンスを前になかなかシュートまで繋げることが出来ず、オフェンスのリズムを作ることが出来ない。中盤、奈良学#8加藤が得意の3Pシュートを決め、徐々にオフェンスが機能し始める。また、#6坂口が立て続けに得点を重ねていき、逆転に成功した。しかしすぐさま関外大#8窪田がバスケットカウントを決め、逆転し返す。関外大が一歩リードして終わるかと思われたが、奈良学#20陽本が3Pシュートを決めて第1ピリオド終了。20-15で奈良学がリード。

 

2ピリオド、開始早々関外大#17紀ノ岡が気持ちのこもったドライブで得点を沈める。しかし第1ピリオドの勢いを残す奈良学は、#7白崎、#20陽本の連続得点で関外大を引き離していく。たまらず関外大がタイムアウトを請求する。タイムアウト後、奈良学が勢いを残したまま得点を重ねていくも、関外大は落ち着きを取り戻し#8窪田、#16岡本がアウトサイドシュートを沈め応戦する。41-29と奈良学がリードを広げ第2ピリオド終了。

 

3ピリオド、両チーム調子がなかなか上がらず、3分間膠着状態が続いた。奈良学#6坂口のアウトサイドシュートをきっかけに、#12上田が3Pシュートを決めるが、関外大#4木村がチームを引っ張り上げ連続得点で食らいつき、続いて#16岡本がバスケットカウントを決め反撃のきっかけを作る。しかし奈良学#20陽本、#12上田の精度が高い3Pシュート、#9小森のバスケットカウントで反撃しリードを広げ第3ピリオドが終了。64-43で第4ピリオドを迎える。

 

4ピリオド、開始早々両チームの点の取り合いが展開された。なんとしても点差を縮めたい関外大は積極的に1on1を仕掛けるが、奈良学の堅いディフェンスを前にシュートを決めきることができなくなる。一方奈良学は、#12上田を中心に着実に加点していき、関外大をさらに引き離す。メンバーを入れ替え、浮足立つ奈良学の隙を突き、関外大#4木村、#8窪田がドライブで奮闘するも追いつくことが出来ず、74-57で奈良学が勝利を収めた。

 

記入者:池田 慧

 

第3試合 大阪体育大学 BOX vs 関西学院大学 BOX

今大会負けなしの大阪体育大学と接戦をものにし勢いに乗っている関西学院大学の一戦。試合前半、お互いにリードを許さず目を離すことのできない展開となった。しかし、第2ピリオド、両チームなかなかシュートを決めることが出来なかったが、大体大がこのピリオドだけで3本の3Pシュートを決め勢いに乗り関学大を引き離す。試合後半、関学大は#4山本#7間崎#8平岩を軸に得点を重ねる。対する大体大は、#4鐘ヶ江の3Pシュートで応戦する。第4ピリオド、大体大は関学大のゾーンディフェンスに苦しめられるも、決めるべきシュートをしっかりと決めて72-59で大体大が勝利した。

 

1ピリオド前半、最初のオフェンスで関学大#7間崎が3Pシュートを決め、一気に関学大ペースになると思われたが、大体大#14大石が切り込んでシュートを決め、大体大は雰囲気にのまれず落ち着いた立ち上がりを見せる。中盤、両チーム一歩も引くことなくしっかりと決めるべきシュートを決めていく。終盤、大体大のディフェンスが関学大を苦しめミスからリードされるも、関学大は積極的なオフェンスでファールを貰いフリースローを決めきり大体大に引けを取らない。目の離すことのできない熱い展開が繰り広げられた第1ピリオドは19-17で大体大のリードで終了。

 

2ピリオド前半、開始から2分半の間、両チームシュートが決まらずコート内の選手にはフラストレーションのたまる展開、時間となった。この流れを断ち切ったのは関学大#21井上の1on1からのシュート。中盤、大体大#14大石が素晴らしいスピードで速攻を決めると#4鐘ヶ江が3Pシュートを決める。関学大はたまらずタイムアウトを要求。終盤、目まぐるしい展開が繰り広げられる。互いにバイオレーションやファールなどでシュートを決めきることが出来ない。この展開を大体大がいち早く体制を立て直し#4鐘ヶ江と#5水上の3Pシュートで関学大を突き放す。しかし、関学大もそのまま離されたりしない。#8平岩がゴール下でチームを支える。第2ピリオド、ディフェンスから流れを引き寄せ3Pシュートをしっかりと決めた大体大が39-24とリード。

 

3ピリオド前半、関学大#8平岩がシュートを決めると#7間崎、#4山本が続きじわじわと大体大に迫る。中盤も関学大の勢いはとどまることを知らない。オフェンスでもディフェンスでも良いプレーを見せる。対する大体大はディフェンスリバウンドをしっかりと取りシュートへと繋げる。そのため関学大が勢いに乗り、追い上げている雰囲気であるが、なかなか追いつくことが出来ない。終盤、#4鐘ヶ江の本日4本目の3Pシュートが決まる。大体大が流れを引き寄せ、再び関学大を離していく。対する関学大は#21井上のアシストで#4山本が得点する。第3ピリオド点差はあまり変わらず57-41で大体大リードで終了。

 

4ピリオド前半、関外大はゾーンディフェンスを仕掛け、大体大のミスを誘った。その直後のオフェンスで関学大#12中川が3Pシュートを沈めこのピリオド良いスタートを切る。中盤、#4山本がドライブでファールを誘いフリーフローを貰い大体大に迫る。対する大体大は関学大のゾーンディフェンスを未だ攻略できず攻めあぐねている。終盤、大体大#4鐘ヶ江がフリースローを決めチームの雰囲気を一気に変えた。第4ピリオド72-59で大体大が勝利した。

 

記入者:森島真帆

 

第4試合 大阪人間科学大学 BOX vs 立命館大学 BOX

#4小池、#15金田を中心に中と外から多彩な攻撃を仕掛ける大阪人間科学大学と積極的なディフェンスからリズムを作り攻撃をしかける立命館大学の対戦。今年度の西日本大会準決勝でも対戦した両チーム。西日本大会では立命館に軍配が上がった。雪辱をはらしたい人科大と今回も勝星を挙げたい立命館、注目の一戦。試合は逆転に逆転を重ねる白熱した攻防が展開された。最初に流れを掴んだのは人科大。#15金田、#4小池が果敢にシュートを狙い順調に得点を重ねる。一方の立命館はミスが重なり厳しい立ち上がり。しかし#9中田、#4森が冷静にシュートを決め、リズムに乗る。一時は人科大をリードするが、隙のないディフェンスの網をかいくぐることが出来ず、71-54で人科大が雪辱をはらした。

 

1ピリオド、開始早々、人科大#6宮崎、#15金田が連続でシュートを決め、流れを掴む。対する立命館はミスが重なり、苦しい立ち上がりとなったが、#9中田が冷静にシュートを沈め立て直す。中盤、立命館#9中田がシュートを連続で決める。しかし、人科大#9田中が3Pシュート、#4小池がシュートを沈め、更に#15金田がバスケットカウント、ワンスローを決め立命館を一気に引き離す。たまらず立命館は前半1回目のタイムアウトを請求する。リズムを取り戻した立命館は#4森がシュートを決め終了のブザーが鳴る。20-14で第1ピリオド終了。

 

2ピリオド、人科大#4小池がスティールからレイアップシュートを決め、先制点を挙げる。すぐさま立命館#6常川が3Pシュートを沈め、開始から攻守の切り替わりが激しいスピードある試合が展開された。中盤、立命館#10益田が3Pシュートから波に乗り、#9中田、#15辻本が連続で得点を挙げ人科大に3点差に迫る。人科大は、立命館の積極的なディフェンスに無理なシュートを強いられ、なかなか得点に繋げることが出来ない。終盤、タイムアウト終了後、立命館#4森がドライブから得点を決め1点差に迫る。負けじと人科大#15金田が得点を挙げ逆転を許さない。しかし立命館#4森が3Pシュートとシュートを連続で決めついに逆転に成功する。31-33立命館が逆転に成功し、第2ピリオド終了。

 

3ピリオド、立命館#7羽田が3Pシュートを決め、流れを掴む。続いて#8石丸、#7羽田が連続で得点を挙げ人科大との差を広げる。対する人科大は#4小池、#15金田を中心に積極的にゴールを狙うが、得点に繋げることが出来ず苦しい展開が続く。しかし、我慢強く立命館の猛攻に耐えた人科大は中盤、#4小池がシュートを決め、2点差に追い詰めると、#15金田がバスケットカウント、ワンスローを決め、再逆転する。再び流れを掴んだ人科大は#15金田が3Pシュートを決め立命館を引き離しにかかる。対する立命館は、#7羽田がシュートを決め人科大に喰らいつく。50-46人科大が再びリードを奪い最終ピリオドを迎える。

 

4ピリオド、立命館#4森のシュートを沈め2点差に詰め寄る。しかし、人科大#4小池が3Pシュートを決め立命館に逆転を許さない。決めては決め返すシーソーゲームが続く。中盤、人科大の隙のないディフェンスに立命館は攻めあぐねる。人科大は積極的なディフェンスが流れを呼び込み徐々にリードを広げる。守りの手を緩めない人科大に立命館はシュートをさせてもらえず、71-54人科大が勝利した。

 

記入者:杉本都